こどものなりやすい病気 便秘について
赤ちゃんはまだ胃腸が未発達なために、かかりやすい病気のひとつが便秘です。
大人の場合では、食物繊維の多くふくまれる食品をとることや、ヨーグルトなどの乳製品をとることで改善されることもありますが、
まだミルクを飲んでいる赤ちゃんや、離乳食を始めたばかりのこどもではなかなか難しいものです。
そのような場合に有効な方法のひとつは、みかんジュースをのませることです。
みかんなどの果汁は5か月ほどから始めることができます。
そしてそのみかんの果汁をしぼってのませてあげると改善することがあります。
そしてもうひとつの方法はマッサージをすることです。
おへその周りを「の」の字を書くようにお母さんの手でぐるぐるとマッサージをしてあげることによって、
腸が動きはじめるので便秘が改善されます。
それでもなかなか改善されない場合には、めんぼうで浣腸をしてあげます。
めんぼうの先に、グリセリンやベビーオイルを塗り、さきっぽから1センチほどを赤ちゃんの肛門に入れ、ぐりぐりと数回まわします。
このときあまり強くやりすぎると、腸の内膜を傷つけてしまうおそれがあるので注意します。
それでも出ない場合には、ふだん病気のときにかかっている小児科などにいくことで浣腸をしてもらえたり、薬をもらえたりします。